「久留米にないもの」を追求し続ける革新経営者のストーリー
- 名前
- 島崎 信介
- キャッチコピー
- 「久留米にないもの」を創り続ける革新的経営者
- 一言
- 美味しいのは当たり前。お客様の記憶に残る体験を提供したい。
安定を捨てて挑戦した33歳の決断から15年、
今も『久留米にないもの』を追求し続けています。
「久留米にないもの」を追求し続ける革新的挑戦者のストーリー
飲食店売上アップ道場 参加オーナー
白衣から厨房へ。33歳で人生を賭けた大転身
「飲食店をやりたい。でも失敗したら…」
高校時代から抱いていた飲食店への憧れ。
しかし現実を見据えた島崎さんは、「保険として」看護師の道を選びました。
「失敗した時のために、手に職を」という堅実な判断でした。
ところが、その「保険」が予想以上の天職となったのです。
患者さんのために夜勤を重ね、命と向き合う日々。
気がつけば15年という月日が流れていました。
安定した職業、社会的信用、そして何より人の役に立つ実感。
多くの人なら、そのまま看護師として生涯を過ごしていたでしょう。
しかし島崎さんは違いました。
33歳のある日、心の奥で燻り続けていた「飲食店への夢」が再び頭をもたげてきたのです。
「久留米にないもの」への執念が生んだ独創性
「私がやりたいのは、久留米にないものを提供すること」
島崎さんの店づくりの根底にあるのは、この強烈な信念です。
最初の店舗「新吉」では、
当時まだ珍しかった「創作串」を導入。刺身から焼き鳥、締めのラーメン、
そしてデザートまで、一軒で完結する食の旅を提案しました。
その発想力は年を重ねるごとに加速していきます。
昆虫食の自販機を店内に設置。
「店内で出すとゴキブリと間違えられるから」という冷静な判断で自販機での提供を選択。
この合理的な発想と、タブーに挑戦する勇気の組み合わせが、島崎さんの真骨頂です。
生ラム専門の焼肉店「羊喜なラム吉」。
一度も冷凍していない新鮮なラム肉で、ジンギスカン特有の臭みを完全に排除。
「ラム肉が苦手な人も楽しめる」よう牛肉も併設する配慮も忘れません。
昼11時半から飲める「昼カラ酒場 しん吉」。
昼飲み文化を久留米に根付かせたパイオニアとして、
幅広い年齢層に愛される店づくりを実現。
経営者として直面した現実と、それを乗り越えた執念
順風満帆に見える島崎さんの店舗展開ですが、実際は試行錯誤の連続でした。
「自分がいないと店が成り立たない」
多くの飲食店経営者が直面するこの課題に、島崎さんも例外なく悩まされました。
店舗展開の夢は描いていたものの、現実は甘くなかったのです。
しかし、ここで島崎さんの真価が発揮されます。
味のブレを防ぐため、調味料を自ら調合。
焼き鳥の味を完全に統一化し、誰が作っても同じ味を実現する仕組みを構築。
覚悟を決めて「店に立たない日」を作る。
スタッフに任せることで、自分がいなくても回る店づくりを強制的に実現。
人材育成と集客の流れを体系化。
属人的な経営から脱却し、継続可能なビジネスモデルを確立。
「一番じゃなくても、必ず選ばれる店」という哲学
「一番を目指すより、二番手・三番手でも必ず選ばれる店を作りたい」
この言葉に、島崎さんの経営哲学が凝縮されています。
派手さや話題性だけを追うのではなく、
「誰が来ても美味しいと言ってもらえる」
「飽きずに何度も来てもらえる」店づくり。
イベントや集まりがあった時に「そういえば、あの店があったね」と思い出してもらえる存在になること。
それは看護師時代に培った「人に寄り添う気持ち」が、
経営者としての姿勢に昇華したものかもしれません。
現在進行形で進化し続ける挑戦者
現在、島崎さんは4店舗を経営しています。
それぞれが異なるコンセプトを持ちながら、
「久留米にないもの」
「記憶に残る体験」
という共通の DNA を受け継いでいます。
羊ト牛焼肉専門店 羊喜なラム吉
健康と美容を意識した新鮮ラム肉の新体験
昼カラ酒場 しん吉
昼飲み文化を提案する居心地の良い空間
にわのとり
景色と地鶏、グランピング体験という非日常の提供
島崎さんが語る、成功の秘訣
「お客様に記憶にしっかり根付いてほしい。
いいお店だったな、楽しいお店だったなと思ってもらいたい。
美味しいのは当たり前として、その先にある何かを提供したい」
15年間の看護師経験で培った「人への思いやり」と、
経営者として磨き抜いた「革新への情熱」。
この二つが融合した時、島崎さんの店舗は単なる飲食店を超えた「体験の場」となるのです。
安定を捨てて挑戦し、失敗を恐れず革新し続ける。
そして何より、お客様の笑顔のために妥協しない。
島崎さんのストーリーは、
「本当にやりたいことに挑戦する勇気」と
「お客様への真摯な想い」が、
どれほど強力な原動力になるかを証明しています。
現在も新しい「久留米にないもの」を模索し続ける島崎さん。
次はどんな驚きと感動を私たちに届けてくれるのでしょうか。
飲食店売上アップ道場では、
島崎さんのような革新的な経営者の体験談から学び、
あなたの店舗の可能性を最大限に引き出します。